京都市の古家付き土地は、建物を残したまま売却する方法も検討できます。ただし、必ず買い取れる、解体費が不要になるという意味ではありません。古い家を活用する案と土地として利用する案を調査し、売却価格・売主側の費用・引渡し条件を比べます。山科区・伏見区の物件をはじめ、解体や分筆を発注する前にご相談ください。
住所は分かる範囲の市区町村・町名から相談できます。電話番号・メールアドレスは必須です。ご相談だけで売却が決まることはありません。
- 京都の古い家は、そのまま売却できますか?
- 古家付きのまま売る・解体して売る・建物を活用する
- 築古物件・古民家は「古いから解体」と決めない
- 残置物込みの買取案件、歓迎します
- 京町家や連棟住宅は、取り壊す前の確認を丁寧に
- 広さだけでは建てられるものは決まらない
- 建物を残した査定と解体後の条件を比べる
- 提示価格から差し引く費用をそろえる
- 境界や複数の土地の資料を確認する
- 分筆や工事の発注前に売却範囲を相談
- 相談前に分かる範囲で整理すること
- よくある質問
- お問い合わせの記入例
- 山科区を重点に京都市全11区で買取相談を受付
- 初めての売却でも、条件を確かめてから決められます
- 境界の資料が揃っていない場合はこちら
- 買取条件を比較するときの確認ポイント
京都の古い家は、そのまま売却できますか?
古い家でも、建物を残したままの売却を検討できます。築年数だけで価格や買取可否を決めず、土地・建物の状態、道路、残す家財、引渡し時期を確認します。「建物に値段が付かないと言われた」「解体費を先に払えない」という場合も、その状況からご相談ください。
最初に比べたいのは、現状の売却条件と、解体費などを負担した後の売却条件です。下の表で費用・作業・日程をそろえ、修繕や解体を発注する前に判断材料を集めましょう。
古家付きのまま売る・解体して売る・建物を活用する
| 検討する方法 | 先に確認すること |
|---|---|
| 古家付きのまま売却 | 建物の状態、残す家財、撤去が必要な物と費用負担、現況での買取価格 |
| 解体して土地を売却 | 解体範囲と見積もり、解体後の利用条件、工事と売却の日程 |
| 建物を修繕して活用・売却 | 利用できる状態か、調査・修繕の範囲、必要な費用と管理の負担 |
同じ敷地でも、方法によって売主が行う作業と支出が変わります。売却価格だけでなく、見積もりに含まれていない作業や条件も確認します。税金など個別の計算が必要な事項は税理士等へ確認してください。
築古物件・古民家は「古いから解体」と決めない
築年数だけでは、建物を残せるか、どのように利用できるかは判断できません。雨漏り、床の傷み、設備、修繕履歴を整理し、建物を活用する場合と撤去する場合を分けて調べます。京町家に該当する可能性がある場合は、解体前の確認事項もあるため、京町家の売却・保全の準備をご確認ください。
接道条件が不明な家は、壊してから同じように建て直せるとは限りません。再建築ができるか分からない物件の確認も、解体の発注前に進めましょう。
残置物込みの買取案件、歓迎します
家具や生活用品が残った家も、片付ける前にご相談ください。買取対応会社は残置物撤去を外注せず、自社で対応できます。撤去に必要な作業と費用を自社で見極め、買取価格を積極的に検討します。
家財の量・種類、搬出条件、建物の状態を確認し、残す物・持ち出す物・費用負担を含めて条件をご提示します。
京町家や連棟住宅は、取り壊す前の確認を丁寧に
京都市では、京町家の保全・継承のため、解体に関する事前届出制度を設けています。対象や手続きは建物の指定状況等によって異なるため、京町家の可能性がある場合は市の案内を確認してください。
連棟住宅で隣家と壁や屋根等がつながる場合は、単独の建物と同じ条件で解体できるとは限りません。所有範囲、構造、隣家への影響を確認し、切り離し工事を先行させずに建物付きの売却条件も相談しましょう。
広さだけでは建てられるものは決まらない
戸建て用地、アパート用地、既存住宅の改修など、考えられる使い方は敷地条件によって異なります。道路との接し方、敷地の形、段差、周辺の建物や設備を確認して検討します。「広いから必ず分譲できる」といった前提で価格を決めるものではありません。
建物を残した査定と解体後の条件を比べる
解体費を支払ってから売る場合と、古家付きのまま引き渡す場合では、提示価格だけでなく売主の支出や手配の負担が変わります。付属建物、物置、庭木、塀などをどこまで含めるかも合わせて確認しましょう。当センターの買取対応会社は改修・新築工事の自社対応を活かし、複数の活用方法を検討します。
見積もりを比べるときの確認表
同じ物件・同じ引渡し時期を前提に、次の項目をそれぞれの相談先に確認すると、提示価格だけでは分からない違いを整理できます。未確認の費用は「0円」とせず、確認待ちとして残しましょう。
| 確認する項目 | 古家付きで引き渡す案 | 解体して引き渡す案 |
|---|---|---|
| 売却価格 | 建物・家財の状態を含めた提示額 | 更地を前提とした提示額 |
| 解体・撤去 | 買主側・売主側のどちらが負担するか | 建物、基礎、物置、塀、庭木の見積もり範囲 |
| 追加費用 | 価格変更になる条件と確認期限 | 追加工事が生じる条件と事前承認の方法 |
| 日程 | 家財の持ち出し日・引渡し日 | 工事完了日・支払日・引渡し日 |
測量や登記など、表に含まれない費用の有無も相談先へ確認し、負担者と金額が分かる書面を揃えて比べてください。
提示価格から差し引く費用をそろえる
見積もりでは、建物本体だけでなく、家財、庭木、塀、物置、基礎、整地などが含まれるか確認します。道路が狭い、重機が入らない、隣家と近い場合は、搬出や施工の条件も重要です。
- 建物の解体費:対象となる建物・構造・付属物の範囲。
- 家財撤去費:室内・物置・庭にある荷物の種類と量。
- 測量や境界の確認費:必要な調査と売主・買主の負担範囲。
- 登記等の費用:取引に必要な手続きと担当者の見積もり。
- 保有中の負担:引渡しまでの管理費用や税金の扱い。
買取価格に織り込まれた費用と、売主が別途支払う費用を分けます。「解体不要」という条件でも、解体費相当の負担が査定に反映されていることがあります。解体後の税金の扱いも変わる可能性があるため、所在地の税担当窓口や税理士等へ確認してください。
境界や複数の土地の資料を確認する
敷地に複数の地番がある場合、売る対象と残したい部分を整理します。測量図、公図、購入時の資料、隣地と交わした書面があればお知らせください。境界が未確認の場合も、その状況を伝えて相談できます。査定のためだけに急いで測量を新規発注する必要があるかは、先に確認しましょう。
分筆や工事の発注前に売却範囲を相談
一部を手元に残す、建物と駐車場をまとめて売るなどの希望がある場合は、図面上で対象範囲を共有します。切り分け方によって利用や工事の条件が変わるため、先に分筆することが最適とは限りません。発注済みの作業があれば、契約内容と予定日をお知らせください。
相談前に分かる範囲で整理すること
| 項目 | お知らせいただきたい内容 |
|---|---|
| 対象 | 所在地、地番、面積、売却する範囲 |
| 建物 | 母屋、離れ、物置、利用状況 |
| 道路 | 出入口、道路幅、車両の進入 |
| 資料 | 測量図、境界確認書、工事見積もり |
よくある質問
雨漏りする古家でも解体せずに相談できますか?
分かっている不具合と修繕履歴を伝えて相談できます。状態や権利関係等を調べて買取を検討します。すべての古家が買取対象になるという意味ではありません。
家財や物置が残っていても大丈夫ですか?
残す範囲を確認して検討します。家財だけでなく物置や庭の荷物も伝え、撤去の作業範囲と費用負担を条件書で確認してください。
解体費用の目安だけで決めてよいですか?
面積だけの概算では、構造や搬出条件、付属物などが反映されていない場合があります。現地を踏まえた見積もりと、建物付きでの売却条件を比べて判断しましょう。
お問い合わせの記入例
以下は記入例であり、買取実績ではありません。
京都市内の古家付き土地。母屋と離れがあり、敷地をまとめて売却希望。面積は購入時の資料で確認中。解体・分筆は未発注で、現状のまま買取を相談したいです。
フォームの住所欄は、市区町村・町名など分かる範囲でご記入ください。番地が不明な場合は相談時に確認します。連絡先の電話番号とメールアドレスは必須です。
山科区を重点に京都市全11区で買取相談を受付
山科区・伏見区・右京区・左京区・北区・上京区・中京区・下京区・東山区・南区・西京区が対象です。買取可否・価格・引渡し日は、物件の調査と条件確認後に個別にご案内します。不動産会社様からの案件紹介も受け付けています。
参考:京都市の空き家相談・活用案内、京都市空き家対策室のよくある質問
京都の狭小地・間口が狭い土地の売却ガイド | 京都市の買取案内
初めての売却でも、条件を確かめてから決められます
「買取」は、不動産会社が買主になる売り方です。ご相談だけで契約は決まりません。売却を予定している方は、次の3点を一緒に確認しましょう。
- 手元に残るお金:提示価格だけでなく、ご自身が支払う費用と、その支払時期を確認します。
- 片付け・修理の負担:家具を残せるか、何を持ち出すか、作業と費用を誰が負担するかを決めます。
- 引渡し日と売却後の責任:いつ家を渡すか、売った後に不具合が見つかった場合の扱いを契約前に確認します。
専門用語は、こういう意味です
現状有姿は「今の状態で引き渡すこと」。契約不適合責任免責は「契約で定めた不具合等について、売主の責任を免除する取り決め」です。今のまま渡すことと、責任が免除されることは別です。知っている不具合などは伝え、免除される範囲を書面で確かめます。
片付けや修理を始める前に、ご相談ください
買取対応会社は残置物撤去・リフォーム・新築工事に自社で対応します。取得後に必要な作業まで見据えて、現在の状態での買取条件を検討します。買取可否・価格・日程は調査後の個別提示です。
ご相談内容は適切に管理します。近隣への配慮や連絡方法の希望もお知らせください。分からないことは「未確認」と伝えていただいて構いません。
物件の住所と売却希望時期をお知らせください。不動産会社様からの案件紹介も受け付けています。
境界の資料が揃っていない場合はこちら
境界標や古い測量図の確認、測量を依頼する前の相談についてまとめています。

